コンジローマを手術で除去。肛門手術後はこれがつらかった【治療日記7】

いよいよ、入院しての外科手術の日が目前になりました。

こんなことにまでなるなんて、一番最初に肛門科に行った時には想像もつかなかった事です。

前記事 性病になったって親に言えますか の続きです

コンジローマで入院・手術

この入院の日程は、ざっくり5日間。

事前入院をし、当日・翌日で腸内を空にする。
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手術当日
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様子を見て退院

入院生活

私は元来楽観的な人間なので、特に緊張することもなく外科病棟の団体部屋の一角で過ごし、暇な時間は持ち込んだ塗り絵をして、手術当日を待ちました。

入院をしてしまえば、意外とすることは何も無いものです。

カーテンを隔てて隣のベッドでは少しボケたおばあさんがよく一人で話をしていました。
他のベッドの方も恐らく長く入院されているようで、看護師さんとも慣れた感じのやり取りをし、経過を先生と相談したり、患者さんどうしで少し話をしたり。

うるさくも無く静かでもないという、気を散らすにはちょうどいい環境でした。
まるきり一人でじっとしているよりは、なんとなく前向きな気持ちでいられます。

だらだら2日間過ごしていたらあっというまに手術当日になりました。

あっさり手術終了

私の手術は外科のいつもの先生と、もう一人若い、いかにも新米の女医さんがペアになって担当してくれました。半身麻酔なので私はずっと意識があるということもあり、見知った声を聞きながら手術してもらえるもは心強いものです。

半身麻酔の注射はうわさで聞いていたほど痛くははありませんでした。ただ、何かをギューッと強く押し付けられているような感覚だけ覚えています。

手術の体勢はというと・・・お尻の穴の手術は、痔なんかも同じなんでしょうか?
うつ伏せの姿勢で寝て、足をやや広げたマヌケな状態です。

適齢期の女性としては死ぬほど恥ずかしい恰好のはずですが、どんどん麻酔が効いていき、先生が足を触ってもなにも感じなくなるにつれて、自分の滑稽な姿よりもまさに今から始まる手術がどんなものなのかに全力で気を取られていきました。

入院も、ましてや手術なんて初めての経験です。
怖いというよりも、自分の体なのに自分はまるで関係ないかのような、されるがままの様子が不思議でした。

先生が、たまに話しかけて状況を教えてくれるので、なにをしているのかぼんやり分かりますが、ただそれです。

*****

手術にかかった時間は、「手術」という言葉のインパクトよりは随分あっさりとしていて、10分・15分くらいだったんじゃないでしょうか。

突然先生が「イボがあるところを切り取ったけど、ここは縫い合わせずにそのままにしておくからね」ということを私に言いました。

縫わないなんて、どうなるの??癒着しないの??と色々びっくりしましたが、「はい」とだけ返事をしました。

そして先生が私の頭のところにやってきて、「取ったイボを見る?」とシャーレのようなものを差し出して見せようとしてくれました。が、その時はとても見る気になれず、慌てて顔を背けてしまいました。

今だったら見ておけば良かったとは・・・思いません!多分、見たら一生脳裏に焼き付いて離れないんじゃないでしょうか。

 

こうして手術はほんとにあっさりと終了しました。

ばたばたと元の団体部屋に返され、尿管やら点滴やらの管がついているのでその日は寝たっきり。

私自身も何もする気力も無く、ただ目が開いたり閉じたり、うつらうつらといかにも病人らしい様子だったと思います。

翌日からは食事再開

翌日の朝、まだまだ寝ているというのに朝7時ごろから先生の回診で起こされました。

ほんとにお医者さんて大変ですね・・・

私の傷口(肛門)の状態はというと、先に書いたように縫い合わせてはおらずその代わり、ガーゼが止血のために詰めてある状態。

先生が、「今日から食事をして便を出していかないといけないから、後でガーゼ取るからね」と言うのでそれには結構びっくりしました。だって縫ってないんですよ!

縫ってない傷があるのにそこが汚れてもいいの!??
それよりもなによりも、とにかくこのお尻で便を出すのが怖いいいい!!!!

と入院中で一番どきっとした瞬間でした。

お尻のガーゼを抜く事は

先生の予告通り、後になって担当の女医さんが私のところへやってきました。

肛門に詰めてるガーゼを取るためにです。

ベッドのカーテンをきっちり閉めて、お尻を出し、先生がガーゼに手を掛けます。

「ちょっと痛いけど我慢してね」

と言うなりガーゼを引き抜かれましたが、これが痛い!!
ほーんとに痛かったです!

塗ってない傷口にべちゃっとひっついたガーゼを取るわけですから痛いにきまってますが、もうちょっと別な方法無かったのかな・・・

とにかく痛くて団体部屋なのに「いたーーーい!!!」と叫んでしまいました。

お尻のガーゼはもう二度と付けたくないですね。

*****

この肛門の痛みから始まって、しばらくの間はこの痛さ問題と付きあう羽目になります。

デリケートなお尻

食事が始まるとそれに伴ってトイレで大をする必要があります。

ですが、肛門手術後のそれは地獄のような痛みでした。
野原ひろしが痔の手術のあと、尻の痛みが辛くておさえていた場面にとても共感できます。

かなりするどいキリっとした痛みに襲われるので、トイレに行くのが怖い。
終わったあともしばらくは「ジーンジーン」と痛みが残るので、トイレから出たらベッドの上でじっと微動だにせず、痛みが去るのを祈るしかできませんでした。

便秘なんて想像しただけで恐ろしいので、水分は必要以上によく採ったし食事もなるべくゆるい柔らかいものを食べるよう意識していました。

 

この「トイレで大死ぬほど痛い」

というのは退院してからも1~2週間ほど続きました。

コンジローマに関わる痛みの中ではトップクラスです。
(ただ一過性の痛みなので、四六時ツライという意味ではベセルナクリーム治療がワースト。)

関連 第2話:ベセルナクリームを処方してもらうも、断念。

あっさり退院。その後の方針。

イボを取ってしまえば基本的になにもすることが無いので、術後は2・3日であっさり退院となりました。

退院前に先生から言われた今後の方針は

  • コンジローマはイボが無くなって最低1年は経過を見ないといけない

これは外科にかかった時から先生に言われていたことですが、いずれにせよ長期で見ていく必要があるので最低1年は覚悟してね、ということ。

  • 今後は経過観察として大腸検査を定期的に実施する

肛門内の小さなイボを発見するには大腸検査が適しているそうです。
この定期的な大腸検査も結構な回数受けたと思います・・・4、5回ほどでしょうか。これもしんどい検査でした。

  • 肛門の手術後は傷の修復のため肛門が狭まることがあるので、狭まらない処置が定期的に必要

これの処置はというと単純に、棒だか先生の指だかを肛門に5分間くらい入れといてもらうのです。術後は定期的にこれをして、肛門がきゅっと締まらないように様子を見る必要があるそうです。

  • 子宮頸がんの検査

婦人科でもしばらくは再発していないかの経過観察と平行しても必要でした。今はもう行っていませんが、術後~3年経過くらいの時期までは半年~1年に1回は行っていたと思います。

*****

入院前は「あとは野となれ山となれ」的精神状態でしたが、無事終わってみると今度はまた経過の不安を感じながら過ごさなければいけません。

検査に行くたびに、再発してますと言われないかという怖さがつきまとっていました。

つづきます。

次の記事 最終話:思いのほかツライ大腸内視鏡検査と治療終了。

大腸の内視鏡検査は痛いよ。そしてコンジローマの治療・通院も全て終了【治療日記8】
入院・手術によって大トリであるイボを取り終え、一応「今あるイボ」からの恐怖とはさよならできました。 そして次は「再発しないか」という恐怖がつきまといます。 前記事 コンジローマを手術で除去。肛門手術後はこれがつらかった【治療日記7】...

 

 

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